top of page

寺院紹介

 月照寺はもと洞雲寺という禅林でしたが、寛文4年(1664年)徳川家康の孫にあたる松江藩初代藩主の松平直政公が生母月照院様の霊牌を安置するため、浄土宗の長誉上人を開基とし蒙光山月照寺として改称復興したのが始まりです。
 直政公の没後、二代綱隆公が父の遺命により境内に廟を造り、山号を歓喜山と改めて以来、九代にわたる藩主の菩提寺として栄えてきました。


 現在境内全域が国の史跡に指定されており、なかでも初代直政公と七代不昧公の廟所の廟門は島根県の重要文化財に指定されています。各廟所の他にも鐘楼・唐門、小泉八雲の随筆に登場する大亀の寿蔵碑、茶聖七代不昧公ゆかりの茶室大圓庵、毎年4月の不昧忌に茶筅供養が行われる茶筅塚、茶の湯の井戸、不昧公の恩顧を受けた伝説の力士雷電の碑などの遺跡が点在しています。また、境内の宝物殿には歴代藩主ゆかりの書画や茶器、刀剣などを展示しています。


 静寂な境内には四季折々の花が咲き、特に6月中旬からはあじさいの花が所狭しと咲き誇ります。

bottom of page